■ ID | 357 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉県を例とした有機性廃棄物の発生に関する調査研究 |
■ 著者 | 大河内由美子
国立環境研究所 山田正人 国立環境研究所 小野雄策 埼玉県環境科学国際センター 井上雄三 国立環境研究所 |
■ 出版元 | (社)全国都市清掃会議 |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第24回全国都市清掃研究・事例発表会、平成15年2月6日 |
■ 抄録・要旨 | 適正かつ持続可能な有機性廃棄物の地域内循環利用システムを確立するためには、各発生段階(生産・製造加工、流通・消費)の枠組みを越えた需給情報の伝達が必要となる。本研究では有機性廃棄物の全発生段階を通した排出状況の把握し、地域特性を反映した新たな循環利用システム設計に必要となる情報整備を行っている。今回は、特に都市近郊型農業の盛んな埼玉県を取り上げて、農業系廃棄物の地域別発生量を試算し、発生特性を明らかにした。埼玉県全域で発生する農業系廃棄物は、耕種系廃棄物で494,200t/年、畜産系廃棄物で1,759,100t/年、計2,253,300t/年であり畜産系が全体の78%を占めてた。地域別では、大里・入間両地域で各600,000t/年以上排出されており、耕種系の廃棄物は季節変動が大きいことが分かった。大里地域の耕種系廃棄物では5-6月と10-12月に突出していた。これらのことから、有機物循環システムを構築するためには、地域や季節変動さらには都市部での有機性廃棄物の量と質を加味した循環システムが必要となる。 |
■ キーワード |
| 一覧に戻る |